3日間の設営を無事に終えて、リビングルーム鷹巣オープンの朝を迎えました。
商店街の今は何もない空っぽの部屋で、どんな人に会い、どんなことが起こるのだろう。
最初のスタートの、一日が始まります。
今朝は気温が上がり、先日の大雪で積もった雪が締まって道路に積もっていました。
リビングルーム前を大家さんと一緒に雪かき。
北澤くんはツルハシを使って雪を歩道からはがしていきます。
雪国の朝は雪かきから始まる。
朝はアーケードのあちこちの店舗から人が出てきて歩道の雪をかいていきます。
雪国の冬の朝は道に人がいっぱいなんです。
並んで雪かきすると、商店街の仲間入りをした実感がじわじわとわいてきます。
そんな折、通りがかった女性とお話していたら、
なんと家にあるソファやテーブルを下さるとのこと!
雪の中、リヤカー初出動!
二輪のリヤカー、雪道もなかなかスムーズに進みます。
10分程歩くと、街の雰囲気も変わります。
かつて鷹巣の街の中心だったエリアには、老舗の酒屋さんがかつての面影を残していたり、物資の輸送に使われた水路が暗渠化された道には大きな大きなケヤキが何本も空に向かって伸びていて、雄大な景色を作っていたり・・。
道々説明を受けながら進む道中は、楽しいまちあるき。
こんな立派な独り掛けソファをリビングルームに、と部屋の奥から出してくださいました。
他にも、こたつとテーブルも!
早速ソファに腰掛けて、淹れて下さったコーヒーで乾杯し、オープンを祝います。
そして、ガレージで楽しいおしゃべりのひと時。
たくさんのお友達としているといういくつもの活動や、日々の時間の過ごし方など・・。とっても充実した鷹巣ライフを送られているご様子。頼もしい鷹巣の先輩方です!
よくよく聞くと、みなさんで活動する場所を探しているとのお話。家具が増えてきたら、リビングルームも活用してもらえたら良いなあ。
最後には、大きなケヤキが綺麗に雪化粧をした日の写真も持たせてくださり、新しい鷹巣をたくさん教えてもらった時間でした。
さあ、リヤカーに初めての積み荷!
折り畳みテーブル、ソファ、こたつの順番で重ねてロープで縛り付けます。
リビングルームにはやくもって帰って、部屋の様子が変わるのを見たい・・。
水分量の多い雪道に、タイヤが取られそうになることもしばしば・・。
2輪のリヤカーで良かった!
街のなかに突然リヤカー出現。
雪道に苦戦しながらも、無事リビングルーム到着!
家具を中に入れようとしていると、早速道行く人に声をかけられました。
やっぱりリヤカー目立つなあ。
部屋の中をのぞくと、銀座通商店会さんから、オープン祝いのお花が届いていました!
しかも、お花の色はカーペットと同じ「黄色」。憎いコーディネートです。
商店街へようこそ!って言ってくださっているのだと思うと、嬉しさと背筋の伸びる思いとが交錯します。
そして、いただいてきたテーブルを運び込み・・
頂いたテーブルの上にお惣菜を広げてお昼ご飯。
やっぱり部屋にテーブルがあると、ご飯をここで食べたくなりますね。
すぐご近所の「肉のデパート きむら」さんのお惣菜。みっちりお肉のつまった手作りシュウマイ、ウマい!
北秋田市副市長の虻川さんもお忙しい合間にお立ち寄りくださいました。
にわかに「副市長の部屋」。このソファ、似合いますね!
夕方になり、やっぱり冷え込んできました。
そんな時・・・扉がパっと開いて「寒いでしょ、座布団あるわよ。いる?」と
声をかけてくださった方が。
通りがかった時に、床に直に座っている姿をみてかわいそうになって、と。
もちろん、有り難くいただきます!!
ふかふかのお客様用の座布団を5つもリヤカーに積ませてもらって、ほくほく帰ります。
床からの冷たさもなんのその!
その後も、取材にこられた秋田魁新報の記者さんが椅子を持ってきてくださり、リビングルームにある家具にもすこしずつバリエーションがついてきました。
壁の地図にもタグが増えていきます。
今日はお客さんがたくさん。一度様子を見に来られた方が、足りない物を家から見繕って
再び来てくださいました。
ゴミ箱、ラジカセ、鉛筆立て(になるかつて貯金箱だった缶)、手作りのミニ座布団、そして数冊の本。そのなかに、最新号の「広報きたあきた」もありました。
一ページ目を開くと・・あった!!
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